マイホームの条件
以下の記事で、賃貸用物件を初めて購入したことについてシェアさせていただきましたが(以下の記事)、不動産の購入自体は、実はそれよりも前に経験していました。今回はその時の経験、初めての不動産購入についてお話したいと思います。
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私が初めて不動産を購入したのは、2016年でした。元々、間取りを見て、生活の様子を想像したりするのが好きでしたし、 物件の価格と広さ、立地の関係をあれこれ考えるのも好きでした。なので、よく郵便受けに投函される不動産の広告、いつも楽しく拝見していました。その時までにも2度、物件の購入を検討し、購入手前のところまで行ったことはあったのですが、なんだかんだ、買えずに終わっていました。
どちらの物件も、その後順調に値上がりし、悔しい思いをしたものです…。
私は車を持たないので、基本的に駅チカ、できれば乗り換えもできる比較的大きな駅周辺の物件を求めていました。当然価格は高くなりますし、物件自体出てきにくくなりますが、それも承知の上でした。これが私にとって外せないマイホームの条件でした。
申し分ない立地との出会い
当時住んでいた賃貸物件はというと、駅チカではあるものの、ターミナル駅ではなく、普通しか停まらないような小さな駅近くに住んでいました。何をするにも、まずは普通電車でターミナル駅まで出なくてはならず、不便を感じてはいましたが、まぁ家賃を考えれば我慢できました。
そんな暮らしをしていたところ、一番近くのターミナル駅まで出かけた際に、その駅から徒歩3分の場所に新築マンション建設の計画があり、 売り出しが始まっていると事を知りました。不動産好きだと言っておきながら、肝心なところを見逃す体たらく…。完全にノーマークで出遅れた感がありましたが、早速モデルルーム訪問を予約し、色々と話を伺うことにしました。
やはり新築マンションですので、部屋の中の設備も当然良く、何よりやはり立地が良いです。市内でも有数のターミナル駅から徒歩3分なのに、大通りから一本離れているため、騒がしくもありませんでした。また、その地域は坂が多いエリアなのに、駅からその物件までは平坦で、立地に不満は何もありませんでした。
駅力も勿論申し分ありませんでした。タワマンや駅ビルがいくつもあるターミナル駅にもかかわらず、庶民が利用するようなレベルのお店も多数あり、生活費が大きく増えるようなこともなさそうでした。寧ろ、当時住んでいた物件では、1軒のスーパーがそのエリアを独占できる状態だったため、価格競争が起こらず、正直安くはありませんでした。それに比べて、日常の買い物も安くなるし、何をするにも便利になり、生活レベルが向上する様子が容易に想像できました。あと、個人的にはシネコンから歩いて帰れることも、ポイントが高かったです。
金曜の夜、外食してから、レイトショーを観て、それから徒歩数分で家に帰れる生活はとても良いものでした…。
間取りの軽微変更→申込
立地は申し分なかったのですが、問題は、出遅れてしまったために良い部屋が埋まってしまった点でした。私にとって丁度良い広さ、価格で、残っていた物件は階数が1階だけでした。もう少し条件の良い部屋も、ひとつ空いていたのですが、数百万円予算オーバーでしたので、家族と相談した結果、その部屋は見送りました。
過去の自分に「この物件は値上がりするから、少し背伸びしてでも良い部屋にしておけ!」と言いたいところ。
1階の部屋でも良かったのですが、ちょっと間取りに思うところがありました。リビングの隣の洋室が、結構手狭で、使い勝手が悪そうだったのです。リビングももう少し広い方が使いやすそうだったので、いっそのことこの壁を引き戸に変えた方が、生活のシーンに合わせて調節できて良いかと思いました。 これを提案し、「この条件を吞んでもらえるなら買います!」と交渉した結果、こっそり対応してもらえることになりました。ということで無事に申込みです!あと、部屋の入り口だけに、アクセントクロスを張ってもらうことにしました。
玄関すぐにアクセントクロスを張ることは、この時から恒例となりましたね。
住宅ローンの後悔
住宅ローンをどこから借りるか、金利はどちらを選択するか、借入期間はどうするか、頭金をどれくらい入れるか、繰上返済のペースはどうするかなど、家族と話し合いながら進めましたが、 もっと色々と勉強しておけば良かったなと、今になっては思うところがありますね。金融機関はネットバンク、金利は変動金利としました。これらは間違いではなかったなと思いましたが、以下の項目はもうちょっと勉強するべきだったとちょっと後悔があります。
- 借入期間
- 頭金
- 繰上返済
借入期間
30年としました。35年で良かったのに、なんでそうしたのか…。65歳までに払い終えようという家族の意見を聞いてのことでしたが、折角の低金利ですから、なるべく長く借りて、毎月の返済を減らし、その分投資に回す方が良かったかと思いました。
頭金
結局2割入れました。借入期間と同じ考えですが、低金利だったわけですから、フルローンで借りておき、頭金については別途運用すれば良かったです。何でそんなに頑張ってしまったのか…。
繰上返済
家族と話し合い、年間140万円程繰上返済するルールとし、購入から4年継続しました。これも、全く同じですね。そんなに頑張って返したところで、抑えられる利息なんて微々たるものなのだから、その資金を運用した方がメリットがあったはずです。
上記のような後悔がありました。これから住宅を購入される予定の方は、こういった観点も考慮のうえ、同じ後悔をしないようしていただければ、失敗した私も浮かばれるというものです。
契約時に営業マンから言われたこと
費用面も何とかなり、無事に契約することができました。営業の方もとても良い方で、グイグイ押してくるような営業をしないけれど、 こちらが欲しいアドバイスは適切にして下さる、とても信頼できる方でした。 契約する際に、その営業マンの方から言われたことがあります。 契約の際に、
「一生に一度の買い物ですから、緊張しますね…」
と私が言ったところ、
と、さも当然のように言われました。
「そんなことありませんよ。考えたこともないし、想像もつかないです。」
と答えましたが、
と言われました。当時は、「そういう方も居るんだな、まぁ自分には当てはまらないだろうな」と思っていました。まさかその営業マンの方の予言が的中するとは、この時は本当に想像もしていませんでした…。
購入後、翌年春には無事に竣工し、入居することになりました。ところが、入居したのも束の間、すぐに退去することに…。 それはまた転職のところで詳しくお話したいと思います。