副業

フリーランスへの憧れ

どんな仕事でも辞めたくなることはある

これまでに、副業やBaristaまたはSide FIREなど、本業というか、フルコミットする以外の働き方の可能性について、何度か記事で触れてきました(例えば以下)。今回は、そもそもなぜそういった働き方、最終的にはフリーランスに対して憧れるのかという点についてお話したいと思います。

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FIREを目指す大きな理由の一つとして、総じて言うと、選択肢が欲しいということを以前述べました。それはその通りなのですが、やはり誰しも思うように、働きたくないという考えも、人並みに持っています。働きたくない理由は人それぞれだと思います。そもそも労働自体が嫌だとか、時間的拘束が辛い、通勤が辛い、人間関係など。

私は、幸いなことに、大学時代からやっていた研究と同じフィールドで、研究職としての職を得ており、比較的恵まれている方なのだと思います。何度か転職を繰り返し、その度に年収を上げることにも成功しました。激務でもありませんし、こんな状態で辞めたいなんて言ってしまえば、周囲から怒られそうです。

それでもやはり、辞めたいと思う時はやってきます。その理由は様々です。プロジェクト思うように進められず、もっとうまく進められそうな企業へ移りたい。会社の将来自体に不安があり、より安定的な仕事をしたい。そもそも人が少ないのに、その中のメンバーとの人間関係が辛い、など。

選択肢(逃げ道)を持つことで自分を守る

そんな悩みが、日々過ごしていく中でうまく解決できれば良いですが、そうならない場合、思い悩んでしまうことがありますよね。そんな時に、やはり他の選択肢を持っているということは、大きな強みだと思います。直ぐにそれらの選択肢に飛びつけというのではなく、そういった選択肢があるということを理解しているだけで、十分な心のお守りになると思います。

そういった選択肢に飛びつくことは、「嫌なことがあったら、戦わずにすぐに逃げる」という解釈もできますが、我慢しすぎた結果、自分を不用意に追い込み過ぎて、心を壊してしまっては元も子もありません

私自身は、まだ精神科医のお世話になったことはまだありませんが、自分を追い込み過ぎて心を病んでしまった人を何人も見てきました…。

そのような人達は、きっと他の選択肢を持っておらず、そして見つけることができず、目の前の状況を解決することだけに捉われてしまったために、心を病む羽目になったのだと思います。

というわけで、そうならないためにも、私は多くの選択肢を持っておきたいと考えています。では、具体的に他の選択肢というのは何があるでしょうか。まず考えられるのは転職先でしょう。条件が同等以上ならベストですが、年収が下がったとしても、気持ちよく働けそうな環境の企業に、いつでも転職できる可能性というのは、とても心強いお守りになると思います。

選択肢を持ち続けるためにするべきこと

とはいえ、やはり相手先にも都合がありますから、いつでも大歓迎!というわけにはいかないでしょう。特に研究職の場合、その研究テーマ自体がなくなってしまっては、活躍の場は無くなります。なので、希望転職候補先を逐次アップデートしておくことは重要だと思います。具体的には、エージェントと定期的に面談し、自分の活躍できる転職市場情報を更新しておくなど。

また、前職までの繋がりも大切にしておくことも重要だと思います。辞めた会社そのものに戻るという選択肢だけではなく、そこでお付き合いのあった関連企業様へ移ることも十分検討する価値があるでしょう。その他、そういった繋がりのある人が移った先で、人材を探しているというケースもあります。こういった可能性を考えて、過去の人脈をなるべく絶やすことなく、繋げておくことは大事だと思います。

勿論、同じ業界での転職を最優先で考えますが、それ以外の可能性を考えておいても良いかと思います。つまり、違う業界にチャレンジしてみるということですね。これまでの経験をそのまま活かすことが難しいでしょうから、恐らく年収は下がることになるでしょうが、新しいことにチャレンジできる楽しみは得られるでしょう。

私の場合は、取得したFPや宅建を活かして、金融や不動産関係の仕事に就いてみるのも手かなと思っています。自分でやっている不動産事業を拡大するうえでも、きっとプラスになるでしょうし。まだ別の業界に飛び込んだことはないですが、このように資格を先に取得しておくのは、やはりプラスに働くだろうと思っています。未経験なわけですから、せめて資格があった方が、雇う方も安心ですよね。

違う業界に行くことはチャレンジングですが、それができるように準備しておくだけでも心のお守りになります。

会社に依存しない選択肢

次に、転職先以外の選択肢についても、考えておきたいと思います。というのも、やはり会社は会社ですから、1社目、2社目で退職理由になった課題が、発生しないとは限りません。つまり、転職は根本的な解決にならないことがあるわけです。特に人間関係なんて、どこでだって生じる問題です。そこで、次の選択肢としては、フリーランスという手が考えられるかと思います。

勿論、フリーランスになったからと言って、完全に人間関係に悩まされないということではないでしょう。寧ろ、どうやって仕事を取ってくるかという点では、フリーランスの方が人間関係に依存するところは大きいかもしれません。とは言え、会社のようにずっと(一方が異動や退職しない限り)関わっていかないといけないわけではないかと思います。

例えば、仕事は減るでしょうが、嫌な相手とは仕事をしないという選択を、自分自身でできます。これは、人間関係に悩まされがちな人にとっては大きなメリットで、誰しもそのような働き方を夢見たことはあるのではないでしょうか。しかし、これを実現するのは簡単ではありませんよね。今度は、収入が安定しない不安に悩まされたりするわけですし、社会保険も自分だけで支払うことになりますし、その他会社に依存していた部分を全て自分の責任で賄う必要があるわけです。

私自身、コンサルティングの副業をしてはいるものの、収入は全くもって不安定ですし、本業に比べれば大した額でもありません。これだけで自分と家族を養っていき、将来の貯えも作るなんてことはとてもできません。これ一本でやるつもりで、全力で仕事を増やしたとしても、今と同じ程度の収入を得て、かつ安定させられるとはとても思えません。

しかし、嘆いていても問題は解決しません。具体的にどういった課題や可能性があるのか、フリーランスという働き方について、もう少し知る必要があります

ということで、憧れのフリーランスについて、もう少し真剣に考えてみることにしたのです。次回、自分なりに検討した結果について、お話したいと思います。

更新が1ヶ月も空いてしまいました…。転職のゴタゴタと出張続きで時間が確保できていません…。今後はもう少し頻度良く更新していきたいと思います。

  • この記事を書いた人

nozy

40代理系サラリーマン|キャリアアップ、転職、副業(複業)、不動産事業などにチャレンジしながら、FIREを目指して奮闘中

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