無事に辿り着いた受験日
前回の記事(以下)までで、FP2級取得に向け、受験勉強、必要なもの(計算機)の準備を進めてきました。そして無事に本番を迎えることができました。今回は、実際に受験した時の経験についてお話しします。
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実は、この本番を迎えることができるかという点を一番危惧していました。というのは、2月に長期海外出張から戻れたことは良かったのですが、それから3ヶ月経過したわけですので、また行って来いと言われそうな気がしていたのです…。海外出張を命じられてしまっては、いくら準備を万端に整えたとしても、受験できなくなってしまいます。
簿記の2級や3級など、一部ネット試験を実施してくれている資格もあるようですが、FPはネット試験を実施していません。そうなると、受験料だけでなく、これまでの準備が水の泡となり、また次回まで受験はお預けとなってしまいます。ですので、無事に受験日を迎えられたことは本当に良かったです。受験できることに感謝しつつ、会場へ向かいました。
FP試験会場の様子
私の会場は、比較的近所の大学でした。非常に広い会場に、老若男女問わず、多数の受験者が居りました。
FPが人気の資格であることがよく分かりますね。
試験は10:00~12:00までが学科試験(9:40集合)、そこから少し長い休憩を挟みまして、13:30~15:00(13:10集合)までが実技試験です。受験票ですが、最近は写真を用意しなくても良いのですね。試験中の本人確認は、マイナンバーカードを提示することで代えられました。受験者としては、いちいち写真を撮りに行かなくて良いですし、余計な出費も減らせますので、ありがたいことですね。
写真屋さんは儲からないのでしょうが…。
試験会場に入りまして、必要なものだけを机の上に置きます。受験票、筆記用具(HBの鉛筆又はシャープペンシル、消しゴム)、マイナンバーカード、そして計算機です。周囲を見渡すと、意外と空席がありました。私の居た部屋だけしか分かりませんが、2割近くが空席だったように思います。私の受験した回のFP2級の合格率は、学科: 49.2%、実技: 62.11%だったそうなので、不合格の約40%は受験もしていない方々ということかと思います。
準備不足で受験を諦めたということであればまだ良いですが、急な出張等で受験できなかったのかもと思うと、同情してしまいますね…。
受験準備のミス
そんなことを考えているうちに、試験の開始時間が迫ってきました。そして、ここで大きな失敗に気が付いたのです…。そろそろ試験開始だなと、時間を確認した時に、私は自分のスマートフォンを使用していたのですが、よく考えたら、というかよく考えなくても、スマホなんて見てはいけませんよね。
そうです。時計を忘れたのです…。忘れたというか、そもそも腕時計なんて持っていません…。私は研究職という職業柄というか、腕時計をしないのです。 実験する際に、手首まである保護手袋をしょっちゅうはめたり外したりするので、腕時計は勿論、引っかかって手袋を破る可能性があるため、指輪もしません。
酸をはじめとする薬品も取り扱いますから、うっかりしてしまうと、高価な指輪や腕時計を台無しにしてしまうことがあります。実験の時は外すという方法もありますが、しょっちゅう付け外しすることで、紛失するリスクも増えますよね。大事なものを失くしてしまっても悲しいです。ですので、こういったものはそもそも買わないのです。
その習慣というかスタイルが、こんな形で不利に働くとは…。会場が大学の教室でしたので、せめて教壇側の壁に時計くらいあっても良いと思いましたが、それもありませんでした…。
最近の大学は時計を置かないのでしょうか…。
文句を言っても始まりませんから、諦めて時計無しで受験することにしました。いつも早めに終えられるよう、過去問を利用した訓練のおかげで、時計無しでも何とか時間内に終えることはできました。午後の実技の方も何とか大丈夫でした。
FP試験の方は、十分準備を進めてこれたので、時間をそれほど気にしなくても対応できたのだと思います。 しかし、次に受験する宅建の方は、もっと難易度の高い試験ですし、そうはいかないでしょう。FPの試験を終えて、私がまずやったことは、受けた試験の答え合わせではなく、時計を買うことでした…。
ということで、この反省を今後の試験に活かすべく、時計を購入します。同じような苦労をされた方が居るのか居ないのか分かりませんが、「試験+時計」などで検索すると、シンプルでお安いものを纏めて下さっている方が居ました。 先人の知恵をありがたく使わせていただき、特に時間をかけることなく、安価で良いものを購入することができました。ちなみに、私が購入したものは以下です。
お値段も1,000円程度と、お安いです。値段だけで言えば、もっとお安いものはきっとあるでしょう。それこそ、100円ショップとかでも買えそうですよね。ただ、流石にそれはちょっと怖い気がしました。すぐに電池が切れて、いざという時に使えないとか、時間がすぐにズレてしまって、試験時間を数分誤解してしまうとか、差額900円くらいを倹約した結果のリスクが大きすぎます。
ですので、ちゃんとしばらく保証期間があり、電池が数年間もつもの方が安心できて良かったです。残念ながら、次の宅建試験まで活躍の場はありませんが、それまで大切に保管しておきたいと思います。
自己採点~合格発表
さて、次にやったことは、勿論自己採点です。自己採点の結果、不合格ラインであれば、次に向けた準備も必要になるでしょうし、合格であれば、その次のアクションを考え、合格発表までの期間を有効に利用することができます。ですので、自己採点はやった方が良いと思います。試験にも依るでしょうが、FPは問題用紙は回収されませんので、持ち帰ることができます。
ちなみに、宅建試験も問題を持ち帰ることができるみたいです。
ですから、試験を受ける際には、問題用紙にもご自身の解答を記入しておくことを忘れないようにしましょう。そのための時間も少し必要になりますので、試験時間を目いっぱい使わなくとも、問題が解けるようにしておきたいところです。 時計を忘れるという失態をしてしまいましたが、こちらはきちんと対応できました。
FPの場合は、確か受験後翌営業日に解答が発表されたかと思います。自己採点を行った結果、学科試験は80%以上は正解していました。ちょっと想定外の問題が出ましたので、90%を下回りました。実技の方はというと、問題は40問なのですが、解答箇所は64箇所ありました。それぞれの配点が分かりませんが、解答箇所だけで言えば90%近く正解できていました。
後日送付される結果通知書には、得点が記載されています。
合格ラインは、それぞれ60%ですから、恐らく大丈夫だと思われました。合格発表日にwebで結果を確認しましたが、無事に合格していました! しかも画面には「完全合格」の文字!
完全合格って何?点数が一定以上だったらとか?
などとちょっと困惑しましたが、良い響きでした。同じように思った人が多かったのか、このワードがトレンド入りしていたそうです。
ファイナンシャルプランナー合格発表「完全合格」がトレンド入り、パワーワード過ぎると話題に
ともかく、2月上旬のAFP認定研修から試験終了まで、3ヶ月半にわたる勉強が終了しました。FP2級取得後の、具体的な活用プランについては、また別途考えたいと思います。
FP修了後は、次の目標である、10月の宅建試験に向けて、また勉強の日々です。では宅建試験についてはまた後日記事にするとして、次回は、不動産事業について、記事にしたいと思います。