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FP2級の受験準備

FP2級で使用した教材

前回の記事(以下)でも述べましたが、実務経験なしで、いきなりFP2級を受験できる方法があります。そして、何とかその要件を満たすことができましたので、いよいよ2級に向けた勉強を進めたいと思います。今回はその時の経験についてお話しします。

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教材は、2級受験資格であった、AFP認定研修とセットになっていた、アーティスのものを引き続き使用しました。 AFP認定課題を解くうえで教材を一回ししていますので、あとは問題を解きながら理解が不足している点を見直し、それをまた問題を解くことで理解度が十分か確認するといった方法を取りました。

ここで大事になるのは、問題のレベルと解説のクオリティーだと思います。問題が簡単すぎては、理解が十分だと勘違いしてしまいますし、解説が丁寧でないと、教材まで戻って確認する作業が必要にもなりますし、良くある間違いなどを挙げていてくれると、自分が同じ勘違いをしていないか確認することもできます。その点については、アーティスの教材には若干の不安がありました。

前も述べましたが、解説がちょっと不親切でしたので…。

そして、教材に立ち返るのも、結構な手間だったのです。一応リンクは貼っていてくれるのですが、.pdfファイルに戻るだけ。クリックするといちいち同じ.pdfファイルをダウンロードし始めますし、そのファイルのどこが、その問題の解説に該当する箇所であるかも探さなくてはいけません

ファイル次第ですが、多いものは20ページ近くあるものもあります。その中から、該当箇所だけ探す手間もあり、web教材というのであれば、もう少し簡単に飛べるようにしておいてもらえるとありがたいなと思いました。もう少し効率が良い方法であればありがたかったのは確かですが、それでも過去問、オリジナル問題含め、問題数はそれなりにあり、オリジナル問題のクオリティーも取り立てて悪いわけではなかったです。

FPの勉強はひたすら問題を解くだけでOK

練習問題を繰り返した後は、本番形式の問題を、時間を計りながら実施するというスタイルの勉強方法を取りました。実際の試験はマーク式なので、マークを塗りつぶす時間も含めて、少し余裕を見て終えることを心掛けました。とにかく数をこなしては、間違った個所の理解を深める。また、間違っていなくても、自信をもって解答できなかった部分についても、理解を確認する。これらを繰り返した結果、最終的に9割近くの正答率が得られるようになりました。

FPの合格ラインは正答率6割ですから、過去問と傾向が違う問題が出たとしても、本番でケアレスミスが多少あったとしても大丈夫なくらい、余裕を持ったラインまで仕上がったように思います。教材に多少改善の余地はあるように思いましたが、きちんと数をこなせば、誰しもこのレベルまでは到達すると思います。あとは本番を迎えるだけです。

計算機の選定と使いこなし

本番についてお話する前に、計算機についてお伝えしておこうと思います。FP試験の実技の部分では、実際にお金の計算をする問題が出題されます。この計算を行うために、FP試験では計算機の持ち込みが可能なのです。ただし、その計算機は何でもよいという訳ではありません。 具体的な規定は、日本FP協会のサイト(以下)の試験要綱の部分に記載があります。

3級・2級FP技能検定 試験要綱

色々と細かく規定されていますが、大事なところは何がNGかというところかと思います。折角頑張って勉強してきたのに、計算機がNGであったために失格とされてはたまりませんからね。そろばん不可については、「計算機」と言っているのですから当たり前ですね。サイズも、「外形寸法がおおむね26㎝×18㎝の大きさを超える」なんて大きな電卓、私は見たことないので大丈夫かと思います。

そもそもそんなに大きいの持って行きたくないですよね…。

問題は「演算機能のみを有するもの」のところかと思います。FP試験では、複利の計算や、ローンの計算が当然出題されるのですが、これを簡単に解けてしまう機能は使用できないのです。

一方で、FP試験では使用しないであろう√(ルート)機能とかはあっても良いとのことです。

しかし、理系の私は関数電卓しか持っておらず、これは持ち込み不可に該当します…。仕方がないので、FP受験用に計算機を購入することにしました。「FP+計算機」で検索すると、ありがたいことに、FP試験用に計算機を選ぶ基準から、それを踏まえたお勧めの計算機まで、色んな方が提案して下さっています。

これらを参考にして、その中でもちょっと格好良いものを選ぼうかと、一瞬考えてしまいましたが、ここはコストパフォーマンスを重視して、以下のものを選びました。

カシオ グリーン購入法適合電卓 12桁 ミニジャストタイプ MW-12GT-N エコマーク認定

本番に向けて、使いこなせるようにしておこうかと、説明書を見てみました。メモリー機能等、何となく知ってはいましたが、これまで使ったことがない機能に出会いました。実は、関数電卓以外で、ちゃんと計算機を購入したこともなかったです。

計算機って、特に自分で買わなくても周りにあったような…。皆そんなものですよね?

初めてマニュアルを読んで、その使い方を知りました!そして、少し嬉しくなりまして使ってみました。ところが、模試をやっている時には、なかなか使いこなせません…。慣れないので、使い方を思い出しながら機能を使うことになったのです。そして、使い方を思い出しながら問題を解くのが億劫になりました…。

使い方を間違ったせいで、間違った解答をしては悔やまれますので、どうしても慣れ親しんだアナログな方法で解答してしまいます。もっと早い段階から、この機能を使いこなすよう訓練しておけばよかったのでしょうが、中途半端にしか覚えていないようなら、この機能はあきらめた方が良いと思いました

これから受験される方、決して難しい機能ではありませんので、ご心配なく。ただ、私が準備不足だっただけですので…。

これまでも、何となく知っていた時から、ちゃんと使ってみればよかったのです。便利な機能であることには間違いないのですから。私はメモリー機能は諦めましたが、これから受験される方は、是非使いこなしてください。

ともかく、受験勉強も計算機も、準備は無事にできました。改めまして、あとは本番を迎えるだけです。

  • この記事を書いた人

nozy

40代理系サラリーマン|キャリアアップ、転職、副業(複業)、不動産事業などにチャレンジしながら、FIREを目指して奮闘中

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